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アメリカ不動産が高騰した理由とは?金利や人口などの要因について解説!

カテゴリ:海外不動産

アメリカ不動産が高騰した理由とは?金利や人口などの要因について解説!

アメリカでは、新型コロナワクチンの接種が進み、経済が回復しています。
アメリカの不動産業界において、新型コロナウイルスの影響をさほど受けることがなく、住宅が高騰し続けているのをご存知でしょうか。
なぜ、コロナ禍のさなか高騰し続けるのか。
今回は、アメリカ不動産の高騰の理由について解説していきます。




アメリカ不動産が高騰し続ける理由は金利要因?

アメリカ不動産が高騰し続ける理由は金利要因?

アメリカ不動産は、安定的な運用ができることで、最近注目されています。
コロナ禍においても、空室の割合が少なく利回りが良いことに加え、毎年家賃の値上げが可能という状況が続いています。
そのため、日本からもアメリカ不動産に投資したいと思う方が増加しているのです。
ところで、現在日本の住宅業界において、輸入木材の価格高騰による、「ウッドショック」がおきているのをご存知でしょうか。
木材不足から、新築住宅の建設工事が中断されるという現象も見受けられます。
ウッドショックの背景には、アメリカ不動産の影響が大きいのです。
現在、アメリカでは、新築住宅の着工件数がコロナ禍以前の2019年と比べると3割も増加しています。
中古住宅がメインのアメリカ不動産において、なぜこのような現象が起きているのでしょうか。
その背景には、アメリカの金利に要因があるのです。
現在、アメリカの住宅ローンは歴史的な低金利時代に突入しています。
また、コロナ禍の影響でテレワークが増えたのはアメリカも同様で、郊外の住宅に住み替える方も少なくはありません。

アメリカ不動産の高騰は人口の増加が理由?

アメリカ不動産の高騰は人口の増加が理由?

アメリカは、人口が増え続けていて、過去20年間で約8,000万人の増加となっています。
しかし、出生率が上昇して人口が増加しているわけではありません。
アメリカの人口増加の理由を語るには、移民の存在が大きいのです。
とくに、子どもがたくさんいる、ヒスパニック系の住人が増えていることが、人口増加に大きく影響しています。
人口の増加で住宅需要が増加したことが、アメリカ不動産が高騰したことの理由のひとつでしょう。
とはいえ、アメリカの国土はとても広く、不動産価格の高騰はエリアによって大きく異なります。
アメリカのなかでも、カリフォルニア州のロサンゼルスの高騰が顕著です。
ロサンゼルスでは2017年以降は人口が減少しているものの、全米でも不動産価格の高いサンフランシスコから引っ越す方が増えた影響で、価格が高騰しているといえます。
また、テキサス州のダラスは、人口の増加とともに不動産価格が高騰した典型的なエリアです。
ダラスの人口が増加した背景には、税制上のメリットが大きいといえます。
テキサス州は、法人税が課税されないので、事業を拡大しやすいエリアです。
また、ダラスは交通の便がよいため、流通の拠点をおくメリットが大きく、多数の企業が集まってきています。
このように、全米から多くの企業が集まってきたことで、人口の数も増加したと考えられるのです。
もちろん、人口の増加により不動産価格が高騰したことは、容易にわかりますよね。
また、新型コロナウイルスの影響も大きく、アパートから庭付き戸建てへの住み替えが増えていることも住宅高騰の理由です。
そのなかでも、プール付き戸建ての需要が増えているのは、ステイホームの影響といえますよね。
とくに、ファミリー世帯から人気が高い、ダラスの北部エリアのプール付き戸建ての需要が高く、供給不足が続いています。
不動産価格の高い、カリフォルニアやニューヨークと比べると、テキサス州の不動産はお手頃感があるのも魅力的ですよね。
また、テキサス州は、ワクチン接種が着々と進み、経済も回復しています。
先ほどもお伝えしましたが、多くの企業が集まってきており、ほかの州からの労働者も流入していることが、人口増加につながっているのでしょう。
テキサス州のダラスは、今後も不動産の高騰が続くと考えられます。
アメリカ不動産への投資を検討する場合は、人口が増加しているエリアに注目するとよいでしょう。
テキサス州のダラス以外で、アメリカで人口が増えている都市はたくさんあり、不動産投資におすすめなのは以下の都市です。


●カリフォルニア州ロサンゼルス
●フロリダ州オーランド
●フロリダ州ジャクソンビル
●ジョージア州アトランタ
●ミズーリ州カンザスシティ
●ジョージア州アトランタ

アメリカ不動産の高騰は土地柄?お国柄?

アメリカ不動産の高騰は土地柄?お国柄?

アメリカ不動産が高騰し続ける理由は、歴史的な低金利や、移民による人口の増加など考えられます。
しかし、アメリカ不動産が高騰した背景には、アメリカ特有の土地柄やお国柄も理由として考えられるのです。

景気の回復

かつて日本でも不動産バブルを経験していますが、80年代のアメリカでも同じように不動産バブルがおこった時期がありました。
テキサス州、カリフォルニア州、北東部などの住宅が、それぞれ違う時期に数年単位で高騰しましたが、数年後には下落しています。
局所的な高騰は、まさに不動産バブルといった感じですが、最近のアメリカ不動産の高騰はパターンが違います。
80年代の不動産バブルでは、地域ごとに高騰する時期がずれていましたが、今回は同時期に広範囲にわたって高騰しているのが特徴です。
かつて、サブプライムローンやリーマンショックで、世界経済に大打撃を与えたアメリカですが、アップルをはじめとしたIT企業は企業の成長が著しいのは、いわずもがなでしょう。
また、シリコンバレーでは、次々とスタートアップ企業が生まれています。
このように企業が集まると、人も集まり住む場所が必要になりますので、不動産価格の高騰につながっていくのです。

アメリカ人は土地に執着がない

日本人には、生まれ育った土地を離れたがらない方が多いです。
若い頃に上京しても、結婚して地元に戻る方も多いのではないでしょうか。
転勤族でなければ、職を求めて土地を転々とするということはあまりないことです。
最近では、世界中を旅しながら仕事するという日本人もいますが、ごくわずかなのでは。
国内でも、手ぶらで入居できるマンスリーマンションなども普及しはじめましたが、新型コロナウイルスの影響で若干停滞しています。
しかし、アメリカ人は土地に対する執着がありません。
仕事の多い土地があれば、すぐに引っ越せる軽いフットワークをもっています。
そして、新築需要が高い日本の不動産と比べて、アメリカの不動産市場は中古住宅の売買がメインです。
住宅を所有したら終の棲家と考える日本人に対して、アメリカ人はライフスタイルの変化によって柔軟に家を買い替えます。
つまり、住宅市場の動きが活発なことが、アメリカ不動産が高騰する理由のひとつなのです。

リノベーションが当たり前

日本では、新築で建った瞬間から建物の資産価値が下がっていきます。
1世代から、長くても2世代で解体してしまうことも少なくはありません。
そのため、程度のよい中古住宅が少ない、というのが現状です。
アメリカでは、築100年以上の物件は珍しくありません。
持ち家を終の棲家と考えることがないアメリカ人は、売却時のことを考えメンテナンスをしっかりしていいます。
そのため、新築より築100年の住宅のほうが資産価値が高いということも、珍しくはありません。

まとめ

今回は、アメリカ不動産が高騰し続ける理由について、解説しました。
アメリカ不動産が高騰し続ける背景には、空前の低金利、人口の増加、アメリカ特有の土地柄やお国柄が理由となっていることがわかりました。
アメリカ不動産を購入する際は、人口が増え続けている地域を選ぶことをおすすめします。
また、金利の安い今がアメリカ不動産へ投資するチャンスともいえるでしょう。

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