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住宅購入するなら知っておきたい!親子リレーローンのメリット・デメリットとは?

カテゴリ:不動産の基礎知識

住宅購入するなら知っておきたい!親子リレーローンのメリット・デメリットとは?

「住宅を購入したいけど、どの住宅ローンを組めば良いのだろう」と悩みますよね。
どの住宅ローンを組むかによって返済期間や条件、金利が異なるため、ご自身にあったローンを組みたいところでしょう。
そのなかでも、「親子で同居中」または「将来的に同居予定」の方におすすめなのが「親子リレーローン」です。
今回は、ご自宅の買い替えを検討中の方に向けて、親子リレーローンがおすすめなケースとメリット・デメリットをご紹介します。
ぜひご参考までにご覧ください


住宅購入で親子リレーローンが利用できる条件とおすすめなケースとは?

住宅購入で親子リレーローンが利用できる条件とおすすめなケースとは?

親子リレーローンとは、一つの住宅ローンを親子で契約し、親から子へ二世代にわたって返済していくローンのことを言います。
リレーでバトンタッチするかのように、親から子へローンの返済義務が引き継がれるため「親子リレーローン」と呼ばれています。
では、親子リレーローンを利用するには、どのような条件があるのでしょうか?
ここでは、一般的な親子リレーローンの利用条件と、おすすめなケースをご紹介します。

利用条件

金融機関によって異なりますが、主に下記の4つが親子リレーローンを利用できる条件になります。

●親子で同居中、またはこれから同居予定
●ローンを引き継ぐ子は1人
●親子とも安定収入がある
●申し込み時の年齢は親が満70歳未満、子は満20歳以上であること


親子リレーローンは親子が一緒に住む家を購入するための住宅ローンになります。
そのため、現在親と一緒に住んでいる、またはこれから住む予定の方が対象になるのです。
ローン契約を結ぶ際は、子が親の連帯債務者になる形で契約をし、ローンを引き継ぐ子は一人と決まっています。
また、親子と言っても、孫などの直系親族や、子の配偶者など、関係性が近くて後継者にあたる親族であれば可能とする金融機関もあります。
そして、親が満70歳未満、子が満20歳以上で、どちらもローンをちゃんと返せるくらいの安定収入があることが条件になりますよ。

親子リレーローンがおすすめなケース

では、実際に「どのような方が親子リレーローンを利用するのだろう」と気になりますよね。
親子リレーローンがおすすめなケースは以下のとおりです。

●子の年齢が若くて年収が低いため住宅ローンを組めない
●親が家を買い替えたいけど、年齢制限により住宅ローンが組めない
●二世帯住宅を建てたい


親子リレーローンは、親子の収入を合算してお金を借りることができるので、上記のように単独では住宅ローンを組めない方におすすめです。
また、親が定年退職後は子がローンを引き継ぐので「これから高齢期に突入するからローンを組めるか心配」という方にもおすすめですよ。
通常の住宅よりも高額な二世帯住宅を建てる方にも、おすすめのローンです。

住宅購入の際に親子リレーローンを組むことによるメリットは?

住宅購入の際に親子リレーローンを組むことによるメリットは?

親子リレーローンの利用条件やおすすめのケースがわかったところで、続いて気になるのは「メリット」ですよね。
主なメリットは下記の3つです。

①借入可能額が増える!

②返済期間を長くできる!

③親が中高年でも住宅ローンを組める!
それぞれを詳しくご説明します。

メリット①借入可能額が増える!

前章でもご紹介したように、親子リレーローンは親子の収入を合算して審査されるため、その分借りられる金額も増えます。
借入可能額が増えれば、ご自身の理想にあったマイホームを選ぶことができますね。
大きくて広い二世帯住宅や、しっかりとバリアフリー設計がされた質の高い住宅を購入するもの夢じゃありません。

メリット②返済期間を長くできる!

親子リレーローンは、二世代にわたって返済をしていくローンのため、最長で35年の返済期間を設定することもできます。
返済期間が長く設定できれば、その分月々の支払額も少なく抑えることができますね。
結果、生活に余裕をもってローンの支払いをすることができるので、うれしいメリットと言えるでしょう。

メリット③親が中高年でも住宅ローンを組める!

一般的に、住宅ローンは80歳までに返済することが条件になっています。
そのため、親が「住んでいる家はもう古いし不便だから、新しい家に買い替えたい」「高齢になっても安心な、バリアフリーが整った家を買いたい」と思っても、住宅ローンを組むのがむずかしくなります。
たとえば、親が60歳であれば、返済期限の80歳まで残り20年しかありません。
質が高くて金額も高めの良い家を買おうと思うと、20年でローンを返済するのは現実的に厳しいところですよね。
その点、親子リレーローンだと最長35年の返済期間を設定でき、途中でローンを子に引き継げるので、大きなメリットと言えるでしょう。

住宅購入の際に親子リレーローンを組むデメリットは?

住宅購入の際に親子リレーローンを組むデメリットは?

親子リレーローンのメリットがわかったところで、デメリットのほうも気になりますよね。
親子リレーローンを組む際の、主なデメリットは下記の3つです。

①親に万が一の事態があった場合、子の負担が増える

②新規のローンが組めない

③相続トラブルになる可能性
それぞれを詳しくご説明します。

デメリット①親に万が一の事態があった場合、子の負担が増える

通常、住宅ローンを組む際は、団体信用生命保険にも加入します。
この団体信用生命保険は、住宅ローンの債務者が返済中に死亡や障害を負うなどの万が一の事態があった場合の保険になります。
そして親子リレーローンでは、親子のどちらか一人しか団体信用生命保険に加入することができません。
金融機関によって異なりますが、一般的には、子が団体信用生命保険に加入することになるため、親に万が一の事態があった場合は、残りの債務をすべて子が一人で負うことに。
結果として、子が想定外の支出によってローンの支払いが滞る可能性があり、デメリットと言えるでしょう。
そのため、親子リレーローンを利用する際は、万が一に備えて生命保険に加入しておくと安心でしょう。

デメリット②新規のローンが組めない

親子リレーローンは、契約を結んだ親子が連帯債務者になるため、契約上は親が返済中の間も、子も同じ債務を背負っていることになります。
そのため、子が新たな住宅ローンを組みたいと思っても、親子リレーローンがあることで組めない可能性が高くなります。
親子リレーローンは長期にわたる返済期間のため、もしその間に子が独立や転勤で引っ越すことになった場合に、新規の住宅ローンが組めないのはデメリットですね。
親子リレーローンを契約する場合は、子の将来もしっかりと考えてから組むと良いでしょう。

デメリット③相続トラブルになる可能性

通常、親子リレーローンを組むと、そのローンの負担割合に応じて、住宅の名義も親子共有となります。
そして、親が亡くなった際は、親の名義になっている住宅の持ち分は相続財産となります。
子が一人であればとくに問題はないですが、兄弟姉妹がいた場合は、住宅の取り分をめぐって相続トラブルになる可能性が。
なので、子に兄弟姉妹がいる場合は、親子リレーローンを組む前に、親族間で相続財産の配分をあらかじめ決めておくと良いでしょう。

まとめ

今回は、住宅の購入を検討中の方に向けて、住宅ローンの一種である親子リレーローンの解説をしました。
親子リレーローンは、親子でお住まいになる方向けのローンで、単独で組むよりも借入可能額が高いなどのメリットがあります。
一方で、万が一の事態があったときは子の負担が増える、子が新規のローンを組めないなどのデメリットも。
この記事でご紹介したメリット・デメリットを参考に、ぜひ検討してみてください。

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