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ヴィンテージマンションとは?その魅力と代表的な物件をご紹介!

カテゴリ:不動産の基礎知識

ヴィンテージマンションとは?その魅力と代表的な物件をご紹介!

マンションは通常、築年数が古くなればなるほど資産価値は低下します。
しかし、その一方で築年数の古さを魅力として時間が経っても、なお資産価値を高めている「ヴィンテージマンション」があることをご存じでしょうか?
今回はこのヴィンテージマンションについて、代表的な物件と併せてその魅力を解説します。


ヴィンテージマンションの定義とは?

ヴィンテージマンションの定義とは?

読者のみなさんは、ヴィンテージと聞いて何をイメージしますか?
ヴィンテージとは一言で表現すると「古くて価値のあるもの」という意味で、洋服やワイン、車などにおいてよく使用する言葉です。
これはマンションにおいても同様に使われますが、実のところヴィンテージマンションに明確な定義は存在しません。
そのため、ここでは総じてヴィンテージマンションであると位置付けられている特徴を3つご紹介します。

築10年以上の物件である

築10年以上経過した物件であることが1つの条件です。
中には築20年以上を条件としている場合もありますが、あくまで一般論として築10年以上と認識していれば大丈夫です。

平均占有面積が90m2以上のマンション

占有面積とは、マンションなどの集合住宅において、区分所有者に所有権が認められる敷地の面積のことを指します。
細かいご説明は省略しますが、ここでは「室内のバルコニーと玄関ポーチ部分を除いた面積」という解釈で問題ございません。
マンション内各戸の占有面積の平均値が90m2以上である物件が対象となります。

坪単価300万円以上のマンション

坪単価が300万円を超えることもヴィンテージマンションの1つの条件となります。
築年が古い物件の割にはやや高く感じるかもしれませんが、それに見合った価値があります。

ヴィンテージマンションの魅力とは?

ヴィンテージマンションの魅力とは?

ヴィンテージマンションの一般的な特徴をご紹介してきましたが、それほどまでに人気を集める魅力はどこにあるのでしょうか。
ここではヴィンテージマンションの3つの魅力を解説します。

好立地である

築年数が古い物件であっても好立地の物件は常に需要があります。
たとえば、高級住宅地として有名な広尾や六本木が代表例です。
これらのエリアはそもそもの住宅供給数も少なく、築年数が古い物件でも多くの注目を集めることができます。
また、高級住宅地のみならず、東京駅や新宿駅といったターミナル駅近くの物件も、ヴィンテージマンションとして扱われることが多くなります。

ハイグレード設備が兼ね揃えられている

マンションにおいては、占有スペースだけでなく共有スペースにどのような設備が備わっているかも大変重要となります。
ハイグレード設備とは、たとえば以下のようなものを指します。

●ラウンジ
●オートロック
●宅配ボックス
●機械式駐車場


建物こそ古いものの、このような付加価値を付けることによって多くの方の需要に応えているのです。

管理状態が良好である

築年数が経ってもなお資産価値を維持できているということは、つまり管理状態が良好であることを意味しています。
当然ながら、建物は経年劣化や老朽化によって壁や排水管などあらゆる場所に欠陥が生じるようになります。
どんなに立地が良くてデザイン性に優れているマンションであったとしても、こういった欠陥に対処できていない物件は安全性の面からもおすすめはできません。
建物管理において、居住者がルールを守って利用することはもちろん大切です。
しかし、それよりも管理会社の力量次第でマンションの資産価値を維持できるか否かが決まるといっても過言ではありません。
建物管理が優れている点は、マンションオーナーにとってかなり大きな魅力です。

代表的なヴィンテージマンションをご紹介

代表的なヴィンテージマンションをご紹介

それではヴィンテージマンションの特徴とその魅力がわかったところで、代表的なヴィンテージマンションを3棟ご紹介します。
具体例を見ながら、ヴィンテージマンションへの理解をより深めていきましょう。

三田綱町パークマンション

まず1棟目は、1972年に高層マンションブームの先駆けとして竣工された「三田綱町パークマンション 」です。
高さ52mの地上19階建てで、竣工当初は「東京タワー」、「霞が関ビル」に次ぐ「第三の高層建築物」と呼ばれた著名な建物です。
白色を基調とした綺麗な外観は、1972年に竣工した建物のものとはとても思えません。
1フロアは最大で4戸と余裕のある設計で全室が角住戸となっていることから、どの区画であっても開放感があり、素敵な眺望を楽しむことができます。
また、ヴィンテージマンションということもあって良好な管理体制も整っています。
たとえば、設備や躯体の修繕はもちろんのこと、共用部分の段差を取り除いてバリアフリーにするなど、時代の変化と共により生活しやすいマンションへと進化しています。
ロビーの廊下を木材から大理石に交換したことも時代に合った取り組みということができます。
そして何よりも、この物件の一番のポイントはマンション周辺に緑が多いことです。
1階の敷地内には日本庭園、マンションの北側には三井グループの迎賓館である「綱町三井倶楽部」の庭園があります。
東京都心部とは思えないほど自然豊かな環境となっています。

広尾ガーデンヒルズ

2つ目にご紹介するヴィンテージマンションは、「広尾ガーデンヒルズ 」です。
広尾駅から徒歩5分の利便性抜群の立地にあり、66,000m2という広大な敷地面積を誇っています。
東京都心でこれほど大規模なヴィンテージマンションはなかなかありません。
この広大な敷地内では「ヒル」と呼ばれる5つの区画に分けられており、統一のコンセプトを基にしてそれぞれ異なるデザインが施されております。
敷地の中央付近に位置するセンターヒルには集中管理センターのほか、スーパーマーケットやクリニック・銀行や郵便局まであります。
敷地内である程度の生活を完結させることができてしまいますね。
「広尾ガーデンヒルズ 」は、このように施設やお店が充実しているだけでなく自然も豊かです。
「広尾の森」として知られるように、ケヤキ並木が連なり、ツバキやツツジなどさまざまな樹種を見て楽しむことができます。
そして、5つのヒルや緑の豊かさを支えている秘訣が管理体制にあります。
こちらの管理体制は特徴的で、管理組合を中心としてヒルごとに分割管理する運営委員会、さらに環境や会計といった専門分野に長けた7つの委員会が設置されています。
たとえば、専門委員会の1つである植栽委員会は、樹木の剪定や植栽の管理などに精力的に取り組んでおり、彼らのおかげで自然が保たれているといっても良いでしょう。
このような組織的な管理体制が功を奏して、現在もなお人気を集めるヴィンテージマンションとなっているのです。

有栖川ヒルズ

最後にご紹介するヴィンテージマンションは、1991年に広尾エリアで竣工された「有栖川ヒルズ」です。
有栖川宮記念公園が建物の真正面にあり、四季の移ろいを感じることができる住環境です。
バブル期に竣工したこともあり、建物内はラグジュアリーな雰囲気を醸し出す造りとなっています。
とくに天窓から光が差し込むエントランスホールや、大理石張りの玄関ロビーはまさにバブルの象徴ともいえる豪華さです。
住戸数は14戸のみですべての区画が角住戸、プライベート専用エレベーターが設置されていることは大きな特徴です。
エレベーターで目的の階へ行くためには暗証番号の入力が必須となっており、セキュリティが万全である点も安心です。

まとめ

今回は、ヴィンテージマンションの特徴とその魅力について代表的な物件とともに解説しました。
このように管理体制を整えたり付加価値を付けることによって、築年数が古くなっても資産価値を維持している物件があります。
築年数のみで判断はせず、ぜひ1度ヴィンテージマンションの購入も検討してみてはいかがでしょうか。

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