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アメリカの銀行口座を開設する際の書類やポイントとは?

カテゴリ:海外不動産

アメリカの銀行口座を開設する際の書類やポイントとは?

アメリカの不動産の購入を検討されている際、アメリカの銀行口座を開設しておくと取引がスムーズになります。
しかし、どうやって開設したら良いのか、イマイチわからないという方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、アメリカの銀行口座を開設する際に必要な書類やポイントについて解説していきます。
日本在住のままで口座を開設する方法についてもご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。


アメリカの銀行口座を開設するために必要な書類とは?

アメリカの銀行口座を開設するために必要な書類とは?

最初に、アメリカで口座を開設する際に必要な書類について、みていきましょう。
アメリカで口座を開設する際、基本的に以下の書類が必要になります。

アメリカの住所

アメリカの住所が必要という時点で、挫折してしまいそうですよね。
現地に住所がない場合は、以下の方法で対応できます。

●アメリカに住む親戚や知り合いなどの住所を使う
●業者の住所移転サービスを使う


アメリカに実際に住んでいて、住民票が日本にあるという場合は、光熱費の請求書や領収書を提出することで、その住所に住んでいるということを証明できます。
しかし、この記事を読んでいる方は日本在住であることが多いと思います。
その場合は実際に住んでいないわけですから、光熱費の領収書などはありませんよね。
ではどうするかというと、アメリカに住んでいる知り合いの住所を使わせてもらうか、住所の転送サービスを利用するしかありません。
ただし、住所の転送サービスは住所の証明にはなりませんので、銀行によっては認められないこともあります。
ちなみに私書箱は住所として認められませんので注意が必要です。

ソーシャルセキュリティナンバー(SSN)および納税者識別番号(ITIN)

ソーシャルセキュリティナンバーとは、アメリカ市民や長期滞在者に与えられるナンバーです。
実際に渡米しなければ発行されないので、日本にいながら取得することはできません。
そのナンバーに変わるものが納税識別番号です。
納税識別番号は、アメリカで確定申告することによって発行されます。

本人確認書類

基本的には、アメリカ政府が発行するパスポートや、運転免許証などの顔写真付きの身分証明書です。
パスポートが1番確実といえます。

アメリカの銀行口座を開設する際の選び方についてのポイント

アメリカの銀行口座を開設する際の選び方についてのポイント

次にアメリカで銀行口座を開設する際の選び方について、ポイントを解説していきます。

アメリカの口座は2種類ある

アメリカの銀行口座は、大きく分けて、当座預金の「Checking Account」、普通預金の「Saving Account」2つです。
日本では普通預金が一般的ですが、アメリカでは当座預金が多く使われています。
アメリカで口座を開設する際は、当座預金を開設しましょう。
なぜなら、アメリカはパーソナルチェックという小切手を使うことが多いので、当座預金のほうが便利なのです。

銀行を選ぶポイント

アメリカはメインとなる銀行が、州や地域ごとに異なります。
不動産投資のためにアメリカで銀行口座を開設する際は、投資物件のある州のメインバンクを開設すると良いでしょう。
また、アメリカの口座は維持費がかかります。
使った小切手の枚数や利子、最低預金残高などによって変わりますが、だいたい月に4ドル~12ドル程度の銀行が多いようです。
アメリカの銀行は日本の銀行と違い、ATMでお金を引き出す際に手数料がかかりません。
しかし、手数料がかからないのは口座を持つ銀行に限られ、ほかの銀行からお金を引き出す場合は手数料がかかります。
ここからは、アメリカの大手銀行をいくつかご紹介しますので、口座開設の参考にしてください。

Chase Bank

JPモルガン傘下の銀行で、ニューヨーク州やイリノイ州、ワシントン州で人気のある銀行となっています。
もっともATMの数が多いで、利用価値が高く便利です。

●口座維持費:12ドル~
●インターネットバンキング(アプリ対応)
●Chase Payの利用が可能
●Zelle利用時に限り、ほかの銀行への送金手数料が無料

Bank of America

アメリカ国内でもっとも預金占有率が高い銀行で、外国籍パスポートでもオンラインで開設ができることから、留学生やアメリカへの赴任者が多く利用しています。

●口座維持費:4.95ドル~
●インターネットバンキング(アプリ対応)
●Zelleを利用した送金が可能
●オンラインのリアルチャットでのお問い合わせ機能がある

Wells Fargo

アメリカ国内でもっとも多くの州で人気の銀行です。
ATMの数が多く利便性が高いといえます。
しかも、アプリがあればキャッシュカードやデビットカードがなくても、ATMから現金が引き出せます。
日本のじぶん銀行のようなイメージですね。

●口座維持費:10ドル~
●インターネットバンキング(アプリ対応)
●Zelleを利用した送金が可能

Citi Bank

世界でもっとも大きな銀行で、日本にも支店があります。
口座開設の際に、入金する必要がないのが特徴。

●口座維持費:10ドル~
●インターネットバンキング(アプリ対応)

日本在住のままアメリカの銀行口座を開設する方法

日本在住のままアメリカの銀行口座を開設する方法

日本に住民票があり日本在住のまま、アメリカの口座を開設することは可能なのでしょうか?
日本に居ながらアメリカの口座を作る目的は、仕事で必要だったり、不動産投資の家賃送金に必要だったりという理由が考えられるでしょう。
日本でアメリカの不動産を購入する際、現地で物件を内見することがあると思います。

その場合、現地の銀行へ赴いて開設することができます。

しかし、物件を内見しなくてもアメリカの不動産は購入できます。
その際に、日本在住でアメリカの口座を作ることになりますよね。
実はアメリカの不動産を購入する際、アメリカの口座を作る必要はありません。
しかし、家賃送金の際などに作っておいた方があとから便利なのです。
アメリカで口座を作る際に必要な書類の項でご説明しましたが、日本にいながらアメリカで口座を作るためには、アメリカの住所と納税者識別番号が必要となります。
また、三菱UFJ銀行の口座を持っているのであれば、傘下のユニオンバンクを利用すると比較的簡単に口座を作ることが可能です。
「カリフォルニアアカウント・プログラム」というサービスを使って、日本語の案内によって申込することができますので、利用してみて下さい。
ここから、ユニオンバンクでの口座開設の流れをご説明します。

三菱UFJの銀行口座を開設する

ユニオンバンクで口座を開設するには、三菱UFJ銀行の口座を持っていることが前提となります。
口座を持っていなければ、まずは口座を開設してください。
口座の開設は、スマホアプリから開設できる「スマート口座開設」が便利です。
三菱UFJ銀行は海外にいながら、月額300円で日本の口座を維持できるため、海外赴任の多い日本人の利用も多いです。

申込書をダウンロードして記入して送付

「Checking Account」と「Saving Account」の2種類の口座がありますが、貯蓄用と支払い用で両方に申し込んでおくと便利です。
家賃の送金用で、頻繁におろすことなく貯蓄していきたいのであれば、利子のつく「Saving Account」がおすすめ。
利子はつかないけど、出し入れ自由なのは「Checking Account」が便利です。

必要な書類を揃える


●取次依頼書
●身分証明書


身分証明書は、次のなかから2つ選んで提出します

●運転免許証
●パスポート
●住民基本台帳カード(写真付き)
●個人番号カード
●運転経歴証明書
●在留カード・特別永住者証明書
●クレジットカード
●健康保険証


以上の書類を送付して、1週間ほどで口座開設完了の通知が届きます。
さらに1週間ほどすると、ATMカードや暗証番号、アクセス番号が届きますので、オンライン登録をして完了です。

まとめ

今回は、アメリカの口座を開設する際に必要な書類やポイントをお伝えしました。
アメリカの口座を開設するためには、さまざまな書類や手続きが必要になります。
しかし、三菱UFJ銀行の傘下である、ユニオンバンクであれば、日本在住でもアメリカの口座を開設することが可能です。
アメリカの物件で不動産投資をする際は、スムーズに取引きがおこなえるよう、アメリカの銀行口座を開設しておきましょう。

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