不動産を売却する際は、契約トラブルを防ぐためにも付帯設備表が重要となってきます。
とくに中古住宅は、建物に付いている設備が経年劣化しているケースが多いため注意が必要です。
この記事では、不動産売却の際に重要な付帯設備表とは何か、記載事項や注意点を解説します。
不動産売却で重要な付帯設備表とは？
付帯設備表とは、売却する物件に付いている設備の有無や状態を記載した書面のことです。
たとえば、中古住宅を売却する際は、建物にエアコンや給湯器を残していくことがありますよね。
付帯設備表は、そのような建物に付いている設備のリストと、設備に不具合や故障があればその内容を買主に説明する書面になります。
付帯設備表の作成は売主がおこない、売却する前に不動産会社と記載内容を確認しておくのが望ましいです。
不動産売却の際は、売買契約書に付帯設備表を添付することで、物件の引き渡し後に買主とトラブルになることを防げます。
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不動産売却で重要な付帯設備表の記載事項とは？
付帯設備表の記載事項は、大きく分けて以下の3種類です。
●主要設備
●その他の設備
●特定保守製品
主要設備とは、給湯や水回り、空調に関する設備のことです。
たとえば、給湯器の場所や温水洗浄便座、冷暖房機の設置場所などが主要設備の記載事項になります。
その他の設備とは、照明や収納、建具に関する設備のことです。
たとえば、室内の照明器具や床下収納、雨戸に関することを記載します。
また、テレビのアンテナや物置などもその他の設備として記載しなければなりません。
特定保守製品とは、安全確保のためにメーカーによる点検が必要な設備のことで、「石油給湯器」や「石油ふろがま」が対象製品になります。
上記の特定保守製品がある場合は、メーカーが定めた点検期間に点検が必要な旨や点検を受けるために所有者登録と変更が必要な点などを買主に伝えます。
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不動産売却で重要な付帯設備表の注意点とは？
付帯設備表を記載するときの注意点は、以下の3点です。
●設備の動作確認をする
●設備の撤去に迷う場合は買主に相談する
●経年劣化がある旨を記載する
付帯設備表を作成する際は、仲介を依頼した不動産会社の担当者立会いのもと、設備の動作確認をおこないましょう。
それは、不動産会社と一緒に動作確認をおこなうことで、売主が気にしていなかった設備の不具合に気づくことがあるからです。
また、エアコンや照明器具などの設備を残して売却しようか迷う場合は、買主に相談してみましょう。
念のため付帯設備表には、引き渡す設備には経年変化がある旨を了承するように注意書きをしておくと安心です。
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まとめ
不動産売却の際は、買主との契約トラブルを防ぐために売買契約書に付帯設備表を添付します。
付帯設備表の記載事項は、引き渡す物件に付いている設備の有無や不具合の有無についてです。
この記事で解説した注意点を参考に、付帯設備表の作成にお役立てください。
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