完成後しばらく経っても売れ残っている建売住宅を見ると、その理由が気になりますよね。
しかし、売れ残りの建売住宅はお得に購入できるチャンスがあります。
そこで今回は、建売住宅の購入を検討中の方に向けて、売れ残りの建売住宅がある理由や購入するメリット、注意点について解説します。
売れ残りの建売住宅がある理由とは?
お目当ての建売住宅が、完成からしばらく経つ「売れ残り」だとわかったときは、理由が気になりますよね。
考えられる理由は、以下の3つです。
●販売価格が高い
●供給過剰になっている
●マイナスポイントがある
相場よりも販売価格が高い建売住宅は、売れ残りになるケースが多いです。
また、同じ地域で一気に何戸も建築された建売住宅も、供給過剰となって売れ残りになることがあります。
ほかにも日当たりが良くなかったり、交通アクセスが不便だったりなどのマイナス要素で売れ残りになることもあるでしょう。
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売れ残りの建売住宅を購入するメリットとは?
売れ残りの建売住宅を購入するメリットは、以下の3つです。
●値引きできる可能性がある
●完成後の状態を確認できる
●即入居できる
建売住宅は、建築してから1年経ってしまうと新築住宅として広告を出せなくなるため、ハウスメーカーも1年以内に売却したいと考えています。
そのため、売れ残りの建売住宅を購入する際は、販売価格の値引き交渉をできる可能性があります。
また、完成から月日が経った建売住宅は、新築時には気づかないような不具合を確認しやすい点もメリットです。
売れ残りの建売住宅は即入居できるケースも多いため、転勤や立ち退きなどで引っ越しを急いでいる方にもおすすめです。
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売れ残りの建売住宅を購入する際の注意点とは?
売れ残りの建売住宅を購入する際の注意点は、以下の3点です。
●保証条件を確認する
●適正価格で交渉する
●物件の状態をよく確認する
新築物件には不具合があったときの10年保証が付いていますが、完成後1年経過した物件は中古物件となるため、保証の対象外となる可能性があります。
そのため、売れ残りの建売住宅を購入するときは保証条件に注意が必要です。
また、販売価格の値引き交渉をするときは、大幅な値引き額を提示すると交渉自体できない場合があるため、事前にインターネットなどで適正価格を調べておきましょう。
売れ残りの建売住宅は、湿気などで室内が傷んでいる可能性もあるため、内見時にしっかりと状態を確認しましょう。
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