Mr.LAND株式会社 > Mr.LAND株式会社(サイト)のスタッフブログ記事一覧 > 都心と郊外の違いは?郊外の定義やメリットとデメリットを解説

都心と郊外の違いは?郊外の定義やメリットとデメリットを解説

カテゴリ:不動産の基礎知識

都心と郊外の違いは?郊外の定義やメリットとデメリットを解説

リモートワークが増えたことで、最近はどんどん郊外への移住希望者が増えています。
家を買って住むなら都心か郊外か、と悩ましいところですが、そもそも郊外の定義としてどのような場所のことを言うのかご存じでしょうか。
この記事では都心と郊外に住むことの違いやメリットとデメリットをお伝えし、物件選びのヒントとなる情報をお届けします。


郊外の定義と都心との違い

郊外の定義と都心との違い

郊外とは、辞書では「都市に隣接した地域、市街地周辺の田園地帯」とされています。
実は郊外という言葉には明確な定義がないため、それぞれのイメージで使われていることの多い言葉です。
反対に、都心は官庁や商業、企業の本社などが集中している場所と定義されており、東京では丸の内や銀座、東京駅周辺などが該当します。
ここでは関東でよく使われることの多い郊外の基準を複数ご紹介します。

都心からの距離

おおよその距離で都心と郊外を区別する方法です。
都心からおよそ25km以上離れた地域を郊外とすることが多く、都心への通勤時間が電車30分以上の地域とも言います。

国道16号線が境目

千葉から横浜まで、東京を取り囲むようにぐるりと続く国道16号線を基準として、その内側を都心、外側を郊外と呼びます。
春日部や相模原を通っているので、この基準ではその辺りが境目になるということですね。

マンション事業が可能か

都心では人が多く、不動産事業も活況であるためマンション事業も盛んにおこなわれています。
しかし、郊外ではマンション事業を成立させるのは難しく、一戸建ての住宅が中心に建設されています。
都心では人口も多く平均年収も高いですが、 郊外では人口が少なく平均年収も低くなっているという傾向もあります。

各路線でどの駅から先か

先ほどのマンション事業という点から、不動産価格でどの駅から先が郊外か具体的にお伝えします。

●中央線(中野~高尾)立川より先
●京王線(新宿~京王八王子)聖蹟桜ヶ丘より先
●小田急線(新宿~本厚木・片瀬江ノ島)向ヶ丘遊園より先
●東急田園都市線(渋谷~中央林間)江田より先
●東急東横線・みなとみらい線(渋谷~元町中華街)郊外は存在しない
●総武線・総武快速線(秋葉原~千葉)津田沼より先


これらの駅より離れると郊外とする説があります。
ただし急行の止まる駅などは地価が高い傾向にあり、一概には言えないため、目安にされると良いでしょう。
およそ都心から25kmの地点が多く、それぞれの説もどれも間違いではありません。
明確な定義があるわけではないので、おおよそのイメージとしていただけると良いかと思います。

都心・郊外の違いとメリット

都心・郊外の違いとメリット

ここからは都心と郊外、それぞれのメリットをご紹介します。

都心に住むメリット

都心を選ぶことで、以下のようなメリットがあります。

通勤時間が短い
多くの会社は都心にあるため、都心に住むことで通勤時間が短くて済みます。
通勤時間が短いと、仕事前と仕事終わりの時間が長めに確保できるため、プライベートの時間が長く充実した日々を過ごせます。

公共交通機関が発達している
都心では電車・バスなどの公共交通機関が発達しているため、車を持っていなくても不自由なく暮らせます。
場所によっては歩いて複数の駅を利用できる場所も多く、駅までの徒歩時間も短く、移動が便利です。

不動産価値が高い
都心では人の入れ替わりも激しく、資産価値が高い傾向にあります。
ずっと同じ家に住み続けるなら良いのですが、その後に不動産売却を考えるなら、価値が下がりにくい都心に家を買うことはメリットになります。

人付き合いが軽くて済む
都心では田舎と違い、隣の家で誰が住んでいるかもわからないこともあるほど人付き合いが希薄なこともあります。
それを寂しいと感じる方も多いでしょうが、見方を変えると人の目を気にする必要がなく、気楽に過ごせるというメリットになります。

買い物や外食に便利
都心ではあらゆるお店が揃い、少し外に出ればおいしいレストランが軒を連ねています。
最近では宅配事業も盛んなことから、家にいながらすぐに有名店の味を届けてもらうことも可能です。

教育・医療・福祉施設が充実
人の集まるところに教育や医療、福祉施設が揃うのは自然なことです。
美術館や博物館なども多数あり、有名な学校も都心に集まっています。
最先端の医療や福祉施設も充実しているため、通院や施設利用のために移動時間を費やす必要も最低限ですみます。

郊外に住むメリット

今度は反対に、郊外に住むことで得られるメリットについてご紹介します。

不動産価格などが安い
郊外では都心と不動産価格がまったく違います。
東京23区の新築一戸建ての平均購入価格は5,710万円ですが、神奈川・千葉・埼玉での平均購入価格は3,245万円と大きな差があります。
同じ予算であれば、郊外のほうがはるかに広い物件を購入できますし、郊外では庭や駐車場の付いている物件がほとんどです。
東京23区内で駐車場を借りると月3~5万円ほどの駐車場代もかかりますので、郊外では住むことによるコストが都心より低くすみます。
都心では不動産が高いことをメリットと挙げましたが、購入の面で言うと、価格が安いことがメリットといえるでしょう。

自然が豊か
郊外では建物間に余裕を持って作られており、自然の緑や公園も多く、きれいな空気のなかで生活できます。
隣家との物理的な距離も空いているため、騒音問題も起きにくいでしょう。
人通りも多すぎないため、小さな子どもを連れていてもゆったりと外出することができます。

仕事とプライベートが分けられる
仕事場にある都心から離れることで、仕事モードからプライベートモードへの切り替えが楽にできます。
職場との環境がまったく違う郊外だからこそ、週末はストレスのない休暇が過ごせそうですね。

子育てがしやすい
郊外にはファミリーが多く住む地域もたくさんあります。
そのような場所では似たようなコミュニティが集まっているので、さまざまなものが子どもに配慮された街並みとなっています。
公園が多く、のびのびと子どもを遊ばせることもできるほか、子育て世帯の多いニュータウンでは教育施設も充実しています。
子どもが生まれるのをきっかけに都心から郊外に引っ越した、という方が多いのも納得の子育て環境です。

都心・郊外の違いとデメリット

都心・郊外の違いとデメリット

都心と郊外のデメリットは、基本的にメリットと逆の内容になります。

都心に住むデメリット


●物件価格や物価が高い
●家や道が狭い
●緑が少ない
●仕事とプライベートが分けにくい
●子育てしにくい地域もある


都心では物件購入や駐車場代など、日々かかるコストが高くつきがちです。
また、郊外と同じ価格で物件を購入すると、どうしても狭い間取りになってしまい、隣家との距離も近くなりますので、窮屈に感じることもあるかもしれません。
都心には場所によって子育てに向かない治安の街もあるので注意が必要です。

郊外に住むデメリット


●通勤・通学に時間がかかる
●車がないと生活しにくい
●外食などの選択肢が少ない
●資産価値が落ちやすい
●医療や福祉施設が少ない


郊外では都心に出るまで時間がかかりますし、移動に車がないと不便なことも多いです。
そのため、子どもが成長してくると子どもが一人で外出しにくいなどの問題が出てくるかもしれません。
都心に比べると資産価値も低下しやすいので、将来不動産を売却する予定があるのであれば、地価変動などに気を配ることが大切になってきます。

まとめ

都心と郊外の違いや、郊外の定義、それぞれに住むメリットとデメリットについてお伝えしました。
今回ご紹介した内容は、一般的な特徴であり、ライフスタイルによっては感じ方も人それぞれになります。
都心と郊外の特徴を把握しつつ、あなたの暮らしにぴったりの場所を見つけてみてくださいね。

\お気軽にご相談ください!/

弊社へのお問い合わせはこちら
≪ 前へ|ペアローンとは?不動産購入時に利用するメリットやデメリットもご紹介!   記事一覧   住宅査定はどんな流れで進む?査定の依頼方法や所要時間までを解説|次へ ≫

トップへ戻る